One of the most reproduced artworks in Sweden!

世界で最もキャンドル好きな北欧スウェーデンを代表するマッチ箱「SOLSTICKAN」ソールスティッカン、この商品の売り上げは一箱日本円にして1円が、子供と高齢者のためのスウェーデン財団「Solstickan Foundation」へ寄付されます。

【ソールスティッカン誕生ストーリー】

スウェーデン港湾都市ヨーテボリにあるEkedalens barnhem(エケダレン孤児院)の取締役だったOlof H Hanson(オロフ・ハンソン)は、ある日ロンドンの街を歩いていたところ店のショーウィンドウに目が止まりました。そこにはイギリスを代表する子ども支援団体の創設者Thomas John Barnardo(トーマス・ジョ. ン・バーナード)の写真の隣で↓下記の画像のようなマッチが販売されていました。そして商品には入金額の一部は彼らの団体に寄付されると書かれていたのです。

そのアイデアを参考にオロフ・ハンソンは、スウェーデンでエケダレン孤児院の資金集めのためマッチ箱「Barnhemsstickan」の販売を開始しました。↓下記の画像はスウェーデン国立科学技術博物館(Tekniska museet)のもの。

その後1936年にMathias Hallgren(マティアス・ハルグレン)によりSolstickan Foundation財団が設立され、今の「SOLSTICKAN」の販売が始まりました!最初に集まった寄付金は少なく、子供たちのサマーキャンプ野外活動などに使用されていましたが、徐々に拡大し今は発達障害、視覚および聴覚障害、糖尿病、リウマチなど子供を中心とした支援に使われています。

【商品マークのデザイン】

スウェーデンアーティストEinar Nerman(エイナー・ネルマン)のデザイン。今ではスウェーデンで最も有名な商品マーク、または世界で最も多く印刷された画像と言われています。彼がこの依頼を受けた当初、とても急いでいたため始めに描いたことのある親指姫(デンマークの童話)の絵を見つけた出し、自分の息子のイメージと重ね合わせ、↓下記の画像左の絵をスケッチ。そして手からトーチを取り除き代わりに太陽を描きデザインが完成したそうです!

【寄付金どのくらい?】

今この商品、年間で約900万個のマッチ箱とライターなどが他の商品も合わせ売られており、150万クローナ(日本円で約1800万)ほどが財団へ渡っています。そして長年にも渡り財団が寄付したのは日本円にして1億円となっているそうです。

【ビジネス成功の理由は?】

ビジネス成功の理由には、もちろん可愛いラベルデザインもですが、小売業界とマスコミからの強い支持や、誰かが犠牲を払う必要のない日常で使用する製品であったこと、そしてマッチの生産の98%は今でもSOLSTICKANであることなのかもしれませんね。

これだから北欧デザインは素晴らしい。

今日も明日もカラフルライフ、あなたもこだわりのショッピングを!